くらし情報『おぞましいにおいを放つ台湾名物・臭豆腐、実際に食べてみた』

2012年12月19日 12:38

おぞましいにおいを放つ台湾名物・臭豆腐、実際に食べてみた

おぞましいにおいを放つ台湾名物・臭豆腐、実際に食べてみた
台湾観光の楽しみと言えば夜市巡りだろう。

夕暮れと共に広場に集まる屋台の数々。

視覚に直に訴える繁字体の看板の森に飛び込んでいけば、せいろうの中では水煎包(肉まんじゅう)が蒸し上がり、鉄板の上では蚵仔煎(カキのオムレツ)が焼き上がる。

日本統治時代に持ち込まれた食文化・甜不辣(さつま揚げの煮付け)や黒輪(おでん)、西洋の牛排(ビーフステーキ)など外来の食文化も花を添え、いずれも淡麗な味わいの台湾ビールと相性がよろしい。

食後に木瓜牛奶(パパイアミルク)、愛玉子(ゼリーの一種)などすすり込めば、油に疲れた喉に清冽感がよみがえる。

肉や揚げ物、果物の香気が混然一体となって鼻をくすぐる夜市を巡るうちに、何とも名状しがたい匂い、いや、臭いが飛び込んでくる。

大便に大量の歯垢を加え、ドブの水を注ぎこんでほどよく発酵させたとしか表現しようのないおぞましさ。

この悪臭の発生源は「臭豆腐」の看板を掲げた屋台だ。


納豆菌などが生息する液に豆腐を一晩漬け込んで発酵させたものだということ。

愛好家の話によれば、食べる前に揚げることで悪臭が除かれ、発酵によって生まれた滋味を味わえるということだが……。

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