2013年6月19日 08:45
シンガポールの”ここまでやる!?”--『マリーナベイサンズ』の全貌が明らかに!
今度は、地下に降りる。地下は3階構造になっていて、レストランや高級ブランドショップが軒を連ねている。これだけなら、日本でもある郊外のアウトレットモールが地下化しただけなのだが、やはり、「ここまでやる!?」が用意されている。地下3階にヴェニスの水路が再現されていて、ゴンドラに乗って遊覧することができるようになっているのだ。「こんなの誰が乗るんだ?」と思っていたら、ゴンドラ乗り場には行列が……。ゴンドラに乗っている人たちもノリノリで、通行人にしきりに手を振ってくるので、こちらも手を振らざるを得ない。
この呆れるばかりの装置は、人を底抜けに明るくさせる効用もあるのかもしれない。そういう筆者も時間が経てば経つほど、周囲の人々のテンションの高さが伝染してきて、この気持ちを”爆発させたい”という気分になってきた。
ここに新たな”罠”が待っていた。
「カジノ」である。ブランドショップやジュエリーショップが並ぶ一角に、カジノの入り口がある。外国人はパスポートを見せて入場する。入ったとたん、人々の熱気に圧倒される。建物のなかにある空間としては、これまで見てきた中でも最も大きいのではないか?と思うほど巨大である。