たぶんこのプロジェクトが認可を受ける第1号になります(笑)。一番進んでいますから。あくまでもめざしているのは商業宇宙旅行の定期便です。
――なるほど。1回のフライトで6名乗れるんですよね?
浅川さんそうです。スペースシップ2にはお客さんが6名乗れます(+パイロット2名)。定期便を運用するために、スペースシップをあと5機、マザーシップのホワイトナイト2をあと1機建造する予定ですね。
――どのくらいの定期便を運航するのでしょうか?
浅川さん1年で500人と発表しています。
――1回のフライトで6名ですから年間84便は飛ぶ計算になりますね。
浅川さんそうなりますね。
■普通の人は宇宙旅行に耐えられる?
――ちょっと気になるのは……普通の人が乗って大丈夫かという点なんですが。資料を拝見すると、スペースシップ2の上昇時に3.5G、大気圏再突入時に6Gという重力加速度がかかるみたいんでんすが。6Gって結構なG(重力加速度)だと思うんですけど、普通の人は大丈夫なんでしょうか?
浅川さん実はですね、予約された最初の100名の方々には、ヴァージン社の招待で、フィラデルフィアにある遠心加速器を使って、そのGの体験を既にしていただいているんですよ。