くらし情報『【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(2)もしも海が淡水だったら』

2012年8月5日 16:50

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(2)もしも海が淡水だったら

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(2)もしも海が淡水だったら
地球は、表面の3分の2が水で覆われた「水の星」だ。そのうち97%は塩分を含んだ海水で、水蒸気や南極の氷を含めても淡水は3%しかない。実際に使える飲み水、生活水はたったの0.0001%に過ぎず、不条理なまでに水不足な星である。島国でありながら清潔で豊富な淡水に恵まれた日本ではイメージしがたいが、深刻な水不足に悩まされる国が少なくないのもそのためだ。

もしも海が淡水だったらどうなるのだろうか?砂漠の緑地化や時間と労力のかかる水くみから解放されるなど期待に胸が膨らむが、浮力の問題、塩による殺菌作用が影響し、決して今よりも住みやすいとは言いがたい。どのような世界になるのか考察してみよう。

■タンカーの沈没事故が多発

液中では物体に浮力が発生する。液体が物体を押し出そうとしている、と考えると分かりやすいだろう。
浮力のもっとも簡単な調べ方は、水をいっぱいに入れた容器に物体を浮かべ、あふれた水を量る方法だ。100ccあふれれば100g分、1,000ccの場合は1kg分の浮力が発生し、物体は「見かけ上」軽くなって浮かぶのだ。

水は1ccあたり1gだか、海水には約3%の塩分が含まれているため、約1.02gとわずかながら重くなる。

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