「身分違い」の恋が生まれる理由は?心理学者が説く恋愛の構成要素を解説
7月11日に始まった『高嶺の花』(日テレ系)をご覧になりましたか?
華道の名門「月島流」本家令嬢もも(石原さとみさん)と、商店街の自転車店店主の直人(峯田和伸さん)の格差恋愛をテーマにしたドラマです。
生まれや育ちが違いすぎると恋愛対象になるのは難しく、いずれ別れると思われがち。それは恋愛を構成する要素に「身分」が含まれているからなのでしょうか?
今回は心理学者たちが唱える「恋愛の構成要素」をご紹介します。
■恋愛心理研究の歴史は長い
以前、1973年に心理学者J.A.リーが発表した、恋愛態度を6つの類型に分ける理論(恋愛色彩理論)について書きました。
実はもっと前から、さまざまな心理学者が「恋愛心理」を研究しています。
例えば地中から土器が発掘されたら、いつの時代のものか、何の用途で造られたものかを知るため、成分を分析して年代を測定しますよね。
それと同じで、恋愛心理を分析するにあたり、学者たちは独自の観点で「恋愛の構成要素」を説いたのです。
今回は、異なる時代の学者たちによって発表された「恋愛の構成要素」を解説します。
構成要素を知ると、人は異性のどんな点に胸をときめかせ、なぜ好意を抱くのかがわかります。