浮気で「愛情確認」できる!? 映画『結婚まで1%』に学ぶ男女の性愛の心理学
一方、女性の場合、今は経済的に自立している人が増えて夫婦共働きが当たり前ですから、男性の経済力への執着が昔より薄くなっています。
その代わり、「恋愛」を「自己肯定」の材料にする人が多くなりました。
パートナーの男性が浮気して違う女性に心が向かうと、自分を認めてくれる存在を失ってしまい、自己アイデンティティを保てなくなる。
自分がそうなってしまうのが怖いから浮気を許さない、というふうに理由が変わってきているんですね。
昔と比べて、今は男女ともにこのような「恋愛依存体質」が多くなり、依存先を奪いそうな相手に「嫉妬」するようになりました。
だからたとえ「お試し」だとしても、浮気は「愛情確認」どころか拠りどころを失うリスクが高まる「危険な行為」なのです。
不安は関係を破壊し、人によってはパートナーや自分を傷つけてしまうなんてことも。
このように、「浮気」は決して「愛情確認」にはなりえないのです。
■まとめ
男女の性愛の心理学、ご理解いただけましたでしょうか。
大前提として、恋愛は「相手を愛する」ことであり、「自分を愛する」ことではありません。
そのため「愛情確認」をするのであれば、より深く相手を愛して、自分の心がさらに満たされるかどうかを見るべきです。