くらし情報『なぜ今、がん医療に「精神腫瘍学(サイコオンコロジー)」が求められるのか<前編>』

2015年12月5日 19:00

なぜ今、がん医療に「精神腫瘍学(サイコオンコロジー)」が求められるのか<前編>

ある日、自分の右胸に小指の爪ぐらいの塊を見つけ、とても嫌な予感がしたので病院で検診を受けましたが、その時は「異常なし」という診断でした。

その後だんだん大きくなってきている気がしたので、翌年別の病院へ行き、詳しく調べてもらったところ、1年で右胸の“しこり”はがんになっていました。

先生に大きい病院を紹介しますと言われて、正直どうなっちゃうんだろうと思いました。この先仕事はどうしよう、と。

これまで多くの患者さんを診てきた小川先生は、がんにかかった患者さんやご家族の心のケアやサポート体制について、どのように感じていらっしゃいますか?

なぜ今、がん医療に「精神腫瘍学(サイコオンコロジー)」が求められるのか<前編>


小川 朝生(以下/小川): 健康なときは、がん治療における新しい発見の話にはニュースとして興味を持っても、がんの患者になったときの心理的な動揺や、実際の行動については、あまり思いを馳せることがないのではないかと思います。

技術や治療面で医師に求めるものははっきりしていても、実際にがんになったときに本人やご家族の精神的なサポート、日常面のアドバイスを、医師や病院から得たいと思っても、具体的に何を求めたらいいか、期待できるのかについては、よくわからない方が大多数かもしれません。

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