くらし情報『なぜ今、がん医療に「精神腫瘍学(サイコオンコロジー)」が求められるのか<前編>』

2015年12月5日 19:00

なぜ今、がん医療に「精神腫瘍学(サイコオンコロジー)」が求められるのか<前編>

と呼ばれる分野があります。

がんにかかられた患者さんのメンタルケアや精神状態の評価、サポートや治療はもちろんのこと、患者さんを取り巻くご家族をはじめとした周囲の人たちのケア、サポートも行う専門分野です。

なぜ今、がん医療に「精神腫瘍学(サイコオンコロジー)」が求められるのか<前編>


藤森: 確かに、がんの告知を受けた方やご家族に対する心のケアは重要ですよね。私もがんの告知をされて、最初は頭が真っ白になりました。サイコオンコロジーに関わるのは、精神科のお医者さんが多いのでしょうか?

小川: 今日本で多いのは、精神科・心療内科ですね。ただ、その数は非常に少なくて、全国で約13,000人と言われる精神科医の中で、サイコオンコロジーを関わっている医師は100人ほどではないでしょうか。

藤森: 2人に1人ががんを経験すると言われているのに、そんなに少ないのですね? なぜなのでしょうか?

小川: それは、精神科医療が精神科病院中心で動いているからですね。総合病院の精神科医というのは、今どちらかというと減っています。それは正直なところ、総合病院の中で収益を上げない領域だから、というのも関係しています。

現代の日本の医療においては、病院は病気を治すところ、医師は手術や薬などの医療技術を提供する人、というイメージが定着しています。

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