香水やネイルと合わせて楽しむ。自分を表現するためのランジェリーの纏い方
実際には、その日の洋服や体型によって下着の必要性は異なる。たとえば、胸元も背中も大きく開いたスリップドレスを着るときに、ゴテゴテのレースをあしらったブラはちょっと似合わない。では、どんな選択肢があるだろうか。私なら、肩ひもが華奢なトライアングルブラや、スタイリッシュなボディースーツ、水着のトップを組み合わせたりするだろう。
ファッションが多様化した今、下着の選択肢も多様であるべきだ。ブラは胸を丸く綺麗に見せるためのものだと思われがちだが、ブラを着けた胸が垂れていたり、離れていたり、小さかったり大きかったり、乳首が透けていることだってあってもいいのではないだろうか。女性の体形はこうあるべきという呪縛から解放されることで、もっともっと自由にファッションが楽しめる。
■香水とランジェリーの組み合わせで、新たな自分が生まれる
香りとランジェリーは、組み合わせによって複雑に自己表現ができるもの。
私のお気に入りの香水は、FUEGUIA1883の「エロヒオ・デ・ラ・ソンブラ/Elogio de la Sombra」。ボルヘスの『闇を讃えて』という詩集からインスパイアされた、暗い闇の中でしか育たないアイリスをイメージした香りなんだとか。