「夜中にお風呂でハーゲンダッツ」は変ですか? 食べ方は自由でいいと教えてくれた漫画
■「自分が好きな食べ方をすればいいんだ」と肯定できた
第1話「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」内のエピソードを紹介してみよう。ふたりで初めて迎えた朝、二郎に朝食を振る舞うみふゆは「目玉焼きに何かける?」と、醤油・ソース・粉チーズ・わさび・からし・マヨネーズなどなど、おびただしい数の調味料を差し出す。
『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』(おおひなたごう/エンターブレイン)1巻11ページ(C) おおひなたごう /KADOKAWA
「いろんな食べ方をする人がいるから」と笑顔のみふゆだが、二郎は「(この調味料は)彼女の男性遍歴を物語っているのでは……」と勘繰ってしまう。みふゆからしたら、おもてなしの感覚だろうに、そんな深読みをされたらたまったもんじゃない。目玉焼きの黄身の取り扱いについても、ふたりはすれ違う。半熟の黄身を割り、白身と付け合わせを絡めるのが大好きな二郎。しかし、みふゆは目玉焼きの黄身を潰さない。最後まで黄身をキープした後、ぱくっと一口で飲み込むのだ。
『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』(おおひなたごう/エンターブレイン)1巻15ページ(C) おおひなたごう /KADOKAWA
彼にとっては受け入れがたいその食べ方を、全否定する二郎。