「赤口(しゃっこう)」の六種のこと。
六曜は中国から伝わってきた占いが元とされ、当時は現在の曜日のようなものだったという説があります。
それぞれの六曜には、「日」としての吉凶に加え、1日の時間帯の中での吉凶も存在します。
解釈はさまざまではありますが、特に慶事、弔辞、建築に関することなど、六曜が考慮されて日柄を決めることが現代でも多くありますので、一般的な知識として押さえておくことをおすすめします。
先負とはどんな日?
ここでは、先負がどういった日なのか解説していきます。
◇先負は「何事も先に急いではいけない」とされる日
先負とは、「先ずれば即ち負ける」の意味で、「何事も先に急いではいけない」とされる日です。
広辞苑では「この日平静を守って吉、午前は凶、午後は吉。陰陽道で公事または急用を忌むという日」と記してあります。
戦国時代の武将の間で開戦日の吉凶を占うために用いられたとの説もあります。
争い事は避け、平穏が良いとされる日なのです。
◇縁起を担ぐ場合は「午後12時以降」が良し
先負は「負」という漢字が使われているので、勝負事にはあまり好ましくないといわれています。
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