2021年1月21日 13:10
どっちだと思う? 「拝受いたしました」は二重敬語?
「拝受」という言葉は、ビジネスシーンで書類や物のやりとりをする際に、メールや文書などで使われる言葉です。
取引先とのやりとりが多い部署にいる人であれば、意外と目に付く言葉かもしれません。
こうした言葉を、必要な時にさらりと使いこなせるように、意味を把握しておきましょう。
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■「拝受」の意味
まず、「拝受」という言葉を辞書で調べてみましょう。
はいじゅ【拝受】
受けることの謙譲語。
(『広辞苑 第七版』岩波書店)
「拝」は、相手を敬い、自分をへりくだって言う時に使う漢字です。この文字と「受ける」を表す「受」と組み合わせた「拝受」には、「謹んで受ける」という意味があります。
では、それぞれの漢字については、どんな意味があるのでしょうか。
【拝】はい
(1)おじぎをする。むなもとで両手を重ね合わせ、頭を下げて敬意をあらわす。おがむ。
(2)神社などにお参りする。
(3)官職・任務をさずけられる。
(4)相手を敬い、自分をへりくだっていう言葉。
(『例解新漢和辞典』三省堂)
「拝受」の「拝」は、(4)
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