2021年1月30日 07:10
【難読】“てむけ”じゃない! 「手向け」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「手向け」の読み方です。
「“てむけ”と読むのかな?」と思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「手向け」の読み方は?
毎日、私たちの意思で動いている「手」という漢字。「手術」など、 “しゅ”という読み方もありますね。「向」は、方向、向かうと読むので、“こう”、“む”という読み方を覚えている人が多いのではないでしょうか。
しかし、この2つを合わせて、送り仮名の「け」をつけると、“てむけ”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“たむけ”と読みます。
■「手向け」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「手向け」の意味は以下のように解説されています。
た‐むけ【手向け】
1 神仏や死者の霊に物を供えること。また、その物。「手向けの香華」
2 別れる人へのはなむけ。餞別 (せんべつ) 。「卒業生に対して手向けの言葉を呈する」
3 《峠には道祖神などの境の神が祭られており、そこで旅の安全を祈って供え物をしたところから》山路をのぼりつめた所。
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