婦人科検診になんとなく苦手意識があるのは、きっと私だけではないはずだ。勝手に足が広がっていく椅子にも、検診のために使われる冷たい棒にも、いつまで経っても慣れない。だから時折、膣がかゆくなったり、おりものが変化してしまったりすることがあっても、2,3日と様子を見て「治ってきたかも」と、受診を先送りにしてしまう。
それでも、私の場合30歳を超えてから膣の不調が増えてきた。仕方なく婦人科に行くと「慢性的に荒れているし、乾燥しているし、冷えていると思う」と注意された。薬を出すから、と言われたけど、なぜ自分の膣が慢性的不調状態なのかは聞けなかった。臨床に立つお医者さんはいつも忙しそうで、長々と話しかけることをためらってしまう自分もいる。
だから、自分でも自分の身体のことを、そして膣のことを勉強してみようと思った。
本屋では立ち読みしにくいテーマでもあるから、今日もこうして書評にまとめてみる。

【この本を読んで分かること】
・自分がやっていた「間違いデリケートゾーンケア」に気づける
・自分の生理やPMSが「なぜ重いのか」が分かる
・健康な身体と膣のために「何をすべきか」が分かる
■よかれと使っているデリケートゾーンソープで、膣環境が悪化?
本屋で膣に関する本を探してみると、意外にも「セックスレス解消」