カレンダーや手帳で「旧正月」という文字を見かけたことはありませんか?日本人にとってあまりなじみのない行事なので、旧正月がいつなのか、何をする日なのかを知らない人が多いかもしれません。
そこで今回は、旧正月とは何かを解説。併せて、日本と海外の旧正月事情について紹介します。
■旧正月とは?
正月といえば新年一発目の大イベント。家族や親戚で集まり、おせちを囲む家庭も多いのではないでしょうか。
その一方で、あまりピンとこないのが「旧正月(きゅうしょうがつ)」です。まずは、旧正月とはいつのことを指すのか、何をするのかを解説していきます。
◇旧正月とは「旧暦の正月」の意味
旧正月とは、旧暦における正月のことです。旧暦とは明治5年まで用いられていた暦のことで、1年は約345日となっています。
現在の日本で採用されているのは、新暦。新暦では1年が365日なので、日本の正月は毎年1月1日にやってきますよね。
対して旧暦では、月の満ち欠けのサイクルに合わせて1カ月を定めており、1カ月が約29.5日、年間は354日となります。新暦と比べて11日少ないため、数年に一度うるう月を設ける、つまり1年を13カ月にすることで調整しています。