新たなサイコパス登場! 托卵に続く第二の地獄への序章始まる【わたしの宝物#第7話】
そう、水木(さとうほなみ)です。テロの時の死亡者の誤報は、この水木が原因。冬月に想いを寄せる水木は、冬月が「日本にいる大切な人」のところに行ってしまうのが嫌で、少しでも引き止めたいと考え、わざとテロで亡くなった人を、本当に亡くなった同僚ではなく、冬月ということにして報告していたのです。

自分の元からいなくなってほしくない、という理由だけで、誤報により正しい死亡情報を即座に得ることができなかった亡くなった同僚家族にも、誤報により冬月の死を悲しんだ人々にも迷惑をかけたのです。
人の死を恋心と天秤にかけ、利己的に利用するとは。常識人だと思っていた水木もなかなかのサイコパスでした。恐ろしい……。
その情報の足止めのせいで、確かに美羽と冬月の運命の歯車はかけ違えたのですが……。
■托卵は母に言わなくてよかったのでは……?

美羽の母(多岐川裕美)の容体の悪化により、その流れで栞の父親が宏樹ではない、という話を母に伝えてしまった美羽。
「それでも美羽を叱れない」と、明らかに美羽が悪いと分かっていても、やっぱり実の子どもはひいきしてしまうもの、という親心に溢れる場面ではありましたが、その直後母が亡くなったことを思うと、これは知らないままのほうが幸せだったのでは……と、少し考えてしまいました。