新たなサイコパス登場! 托卵に続く第二の地獄への序章始まる【わたしの宝物#第7話】
母のことがきっかけで、宏樹と美羽も再度対面することに。
「病院からいつ電話かかってくるか分からないから休める時休んでおいたほうがいいよ」という宏樹の変わらないやさしさに少しホッとするものの、宏樹は決意を固めていました。
■変わっていない……と宏樹が反省することこそ変わった証明

「美羽が子どもの父親を正直に話してくれれば、違う答えが出せると思った。でも、美羽は相手を庇った」と、宏樹に誠実でいることよりも、不倫相手を守ったこと。
そして、「栞が大切だから離れたくないと思った。(から美羽だけを追い出した)けど、心のどこかで美羽に罰を与えたいと思っていた。また二人を傷つけてしまう。栞が自分を変えてくれたと思っていたけれど、ちっとも変わっていない」と、宏樹は離婚を決意しました。
罰を与えるに値する出来事なので、そのやり方は考えなくてはなりませんが、この気持ちは人間であれば仕方がなく生まれてくるもの。でもその後の「傷つけてしまう」という反省って、宏樹が変わった証明であり、モラハラから脱却したからこそ生まれる気持ちなんですよね……。
栞のために美羽に家も与え、自分だけ出ていくとは、最後まで愛を感じる決断です。