10年後の「なりたい自分」をかなえるために。キャリアウーマンと一緒に考える「キャリアオーナーシップ講座」レポート
しかしデータを見ると、キャリアオーナーシップが芽生えてくる年代は、男女ともに40代くらいから。20〜30代は周囲の目を気にしてしまったり、ライフステージが激しく転換しやすいことから、なかなかキャリアオーナーシップを発揮できない女性が多いのだそうです。
今後結婚するか、出産したいかなど、仕事だけでなく人生全体の価値観が定まっていないと、キャリアオーナーシップも発揮しづらくなります。しかし、「今後の人生をどうしたいかを含めて、主体性を持つことが大切」と川嶋さん。
「思考が“仕事か、人生か”で分別されてしまうと悩んでしまうかもしれませんが、仕事と人生は繋がりがあるものです。大切なのは、自分の仕事や人生を、自分で意思決定していくこと。将来的に家庭や子育てに重点を置くのか、それとも仕事に注力したいのかを決めることも、意思決定としては重要なポイントです。
結婚や出産は一人でするものではないので計画は立てづらいかもしれませんが、迷いがあるのであれば、いざという時にどちらも両立できるような仕事を選んでおくのも一つの手です。
ただ、未定だからという理由でその場にとどまり続けなくてもいいのかなとも思います」