営業、経理、総務……幅広い職種を経験した女性が天職を見つけられた理由は?
取材・文:ミクニシオリ
撮影:三浦晃一
編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部
業務内容や職場の人間関係のこと、仕事にまつわることは自分の人生全体を左右する可能性があるからこそ、深く悩み込んでしまいがちです。慎重になるのは決して悪いことではないけれど、悩みすぎると身動きが取れなくなってしまうこともあります。
一方、世の中にはいとも簡単に自分の状況を変化させていく人もいます。
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社で営業主務を務める吉田美加さんも、そんな女性の一人。「自分に自信は無い」とは言いながらも、変化を恐れず常に“現在”を見つめることで、よりよいスキルやキャリアを積める場所を見つけることができたといいます。
■「なんとなく」で転職してみて積み上がったキャリア

吉田さんは何度か転職をご経験されているんですね。でも、ずっとIT関係で働かれているのには理由があるんですか?

正直、職種や業種には全くこだわりが無いんです。実は大学時代にダブルスクールで税理士を目指していたこともあり、もともとは会計に携わる仕事をしようと思っていたのですが、会社の中で過ごす総務系の仕事に向いているか自信が持てず、会計ソフトの会社に営業として入社しました。