【バッグの中身】自分らしさを見つけたひとり起業家のお仕事バッグ
取材・文:ミクニシオリ
撮影:三浦晃一
編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部
自分らしく働くって、どういうことだろう。好きな仕事をすること?無理なく働くこと?「自分らしい」の定義が広すぎて、考えれば考えるほど、“らしさ”が分からなくなっていく。
「自分らしさも分からなければ、自己肯定感も低かった私を救ってくれたのは、文字にして吐き出すことでした」
そう語ってくれたのは、学生時代に不登校になってしまった過去を乗り越えて起業した、ひとり起業家の山口恵理香さん。
山口恵理香さん
ひとり起業家。株式会社atelier ERICA代表取締役。中学校3年間の不登校や、死別うつを乗り越え、「書くことは、生きること」をコンセプトに小さな文房具店Self0(セルフレイ)を開業。主力商品の「おひとりさま会議用紙」は、ロングセラー商品となり、売り切れが続出中。2025年1月には3冊目の著書『書くだけで、心がととのう ひとり会議ワークブック(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』を発売。
つらい過去を乗り越えようとする度に彼女を支えてくれたのが、紙とペン。誰にも言えない悩みや、頭の中でまとまりきらない考えやモヤモヤをノートに吐き出すようになり、前を向くことができた時が何度もあったといいます。