くらし情報『中里周子×寺澤真理「ファッションだから持ち得る、人への愛。これが大事」--2/2【INTERVIEW】』

2016年1月3日 17:30

中里周子×寺澤真理「ファッションだから持ち得る、人への愛。これが大事」--2/2【INTERVIEW】

寺澤真理(以下、寺澤):みんながみんな、業務だからみたいなことだけじゃなくで「何か面白いものが待っているかもしれない!」っていう熱量で動いているなという感じでしたね。そういったプロセスにも可能性があると思います。中里さんには「何かその先にある」と思わせる才能があると思っています。

■ファッションからは、人間に対する愛を感じる

ー中里さんは「ファッションデザイナー」という肩書きを使われていますね。何か拘りがるのでしょうか?

中里:アーティストという括りで紹介されることも多いのですが、「ファッションデザイナー」であることには拘っています。私が言う「ファッションデザイナー」とは“人間に関わる全ての接触のカタチを提案する人”という意味。ファッションをやっているからこそ、人に対して提案する何かがあると思っています。

16SSのロエベで、J.W.アンダーソンが脚にラップみたいなものを巻いてきたように、ファッションだからこその人に対する無理強いのようなものがあるように感じますね。
この重くも軽くも人間に対して反応できることこそ、ファッションだからこそ持ち得る人間に対する視点だなと思います。人間に対する愛を感じる。

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