くらし情報『【サスティナブルな社会科見学】農業とコスメの意外な親和性を知る。奈良で生まれたオーガニックコスメの物語』

2016年5月21日 18:00

【サスティナブルな社会科見学】農業とコスメの意外な親和性を知る。奈良で生まれたオーガニックコスメの物語

―― 持続可能なスキームで社会貢献を行う一つの転機となったのですね。そのあたりから考えが変わりましたか?社会活動と営利活動を結び付けられないかと考えました。たとえば、弊社の化粧品に使用している手漉き和紙のパッケージなのですが、これは自分たちで木を切って、その間伐材を奈良の福祉支援施設に持ち込み、手漉き和紙を作ってもらっています。また新潟の福祉支援施設では、蒸留システムを導入して、化粧品の原料となる葉や花を蒸留するアロマの原料加工を担当してもらっています。私達の行う営利活動の中間加工や最終加工を任せることで、彼らの雇用も確保でき、工賃も最低工賃の3倍程お支払いできています。―― 化粧品の素材を生産する契約農家さんが全国にいるなど、農業との結びつきも密ですね。1997年に「ピュアヘチマエッセンス」という化粧水を発売し、2000年には熊本の無農薬有機ヘチマエキスの使用を開始しました。農家さんの横のつながりも広がって、奈良では八木酒造製造の米ぬか発酵エキスを配合したり、生駒市の養蜂場と自社契約したり、奈良以外にも静岡の無農薬有機大豆栽培農家など関係が広がりました。
特に最近では2010年に契約した大和茶の健一自然農園は、その後のブランド「QUON」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.