くらし情報『東郷青児の生誕120年を記念した回顧展、初公開を含む貴重な作品群から「東郷様式」の源流をたどる』

2017年9月19日 17:00

東郷青児の生誕120年を記念した回顧展、初公開を含む貴重な作品群から「東郷様式」の源流をたどる

1928年から1930年代前半の作品に迫る第2章「恋とモダニズム」では、フランスから帰国した後のメランコリックで洗練された油彩画や、装丁本や雑誌の表紙絵を始めとするデザインの仕事の他、川端康成や宇野千代らとの交流を示す資料などを紹介していく。

第3章「泰西名画と美人画」では、東郷の人生が大きく変化したといわれる1930年代後半から1944年の作品が集められている。レオナール・フジタの名でも知られる画家・藤田嗣治と競作した京都の丸物百貨店を飾った対の壁画や、繊細で可憐な少女を描いた小品、戦前の美人画の到達点ともいうべき二科展出品作《紫》(1939年)などが展示される。そして、最終章となる第4章「復興の華」では、1945年から1950年に発表された終戦直後の作品から、京都の朝日会館ビルに描かれた壁画の下絵、珍しいモザイクタイル絵、抒情性と装飾美が融合した「東郷様式」確立後の作例などが紹介される。

【展覧情報】
「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」
会期:9月16日~11月12日
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
時間:10:00~18:00、10月4日は20:00(入館は閉館の30分前まで)

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