2017年10月9日 12:00
エブリデイスタイルの誇張、デムナ・ヴァザリアによるバレンシアガ【2018春夏ウィメンズ】
デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)によるバレンシアガ(BALENCIAGA)は、パリ郊外のサン・ドゥニ市にあるスタジオを会場に2018年春夏ウィメンズコレクションショーを開催した。
誰にでも認識できる親しみある製品や事象を探求しながら、異なるアイテムを融合させたり、それぞれを交換して着用できるウエアを提案。普段の生活の中に溶け込んでいるものにひねりを加えるというコンセプトは、デムナ・ヴァザリアの元々の作風ではあるが、今シーズンはその大胆さと楽しさという点で一際強い印象を残した。
Tシャツとシャツが合体したアイテムは、Tシャツとしてもシャツとしても着用でき、反射板の付いた作業ジャケットとコートが合体したアイテムや、レインコートとGジャンが合体したアイテムなどが登場。合わせられたのが、PCのスクリーンセイバーにありそうなスイスの風景をプリントしたレザーパンツや、モジュールからインスパイアされた脱着可能なパンツ、あるいは足の片方ずつが前と後ろで露わになるパンツスカートなど。
ドルやユーロ柄のプリントは、ロングスリーブシャツとショートスリーブシャツの合体したアイテムとして登場し、同モチーフはバッグにも使用されている。