2018年4月6日 16:10
エースホテルが日本初進出、2019年末開業。隈研吾監修で京都「新風館」をリノベーション
と話す。
またデザイン監修を行う隈研吾は、「京都という場所と繋がった、地域に開かれたホテルを作りたいと考えた。まず平安時代から様々な庭がつくられてきた由緒正しい土地に地域とホテル、現代と過去がつながる濃密な庭を造ろうとした。京都の和の伝統を引き継ぐ木組みと、日本の近代建築の巨人吉田鉄郎の設計した京都中央電話局の赤レンガがこの中庭で出会い、木とレンガが新しい会話を始めるだろう。京都らしい姉小路通り、東洞院通りに対しては、細やかなルーバーとメッシュで、その通りの繊細さに応答した。そのルーバーとメッシュは、光と風をやさしくろ過する環境装置でもある。さらにコンクリートに酸化鉄を混入して、塗装に頼らない暖かい発色を試みた。このまちに、隅々まであらゆるディテールとマテリアルにこだわって、建物と土地と歴史をひとつに繋げた。
エースホテルもまた、地域とホテル、コミュニティとゲストをつなぐことで、ホテルというもの定義を変えようと試み、世界の街の空気を柔らかく変えつつある。その理念と建築とが共振することを願っている」とコメントしている。
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