2018年6月12日 11:15
森ビルとチームラボの世界初デジタルアートミュージアムが21日開業、“彷徨いながら自らの身体で探索、発見する場所”
は、チームラボがこれまで行ってきた、食文化の持つ文化的背景を再構築し、デジタルアートによって拡張するという試みをより実践的にしたもので、お茶を入れるとお茶の中に花が咲き、お茶の中に無限に広がる花の世界やアートをそのまま飲むようなものになっている。
「EN TEA HOUSE」
説明会でチームラボ代表の猪子寿之氏は「固定概念の枠組みを外し、価値観をほんの少しでも広げることができればいいし、世界から東京に訪れる人たちに楽しんでもらい、東京という街を好きになるきっかけになればと思っている。今は意味がわからなくても未来の何かにつながる場所にしたい」などと挨拶。その上で、「花の森は季節が移ろうように5分後には全く違う風景に変わり、里山の稲穂は今日は緑だが、秋に来ると黄金色になるなど、風景はどんどん変わり、作品も移動していく。目的を持ち、順路に従って見るのではなく、迷い込んで、彷徨いながら自らの身体で探索し、何かを発見してもらえれば」と話した。
チームラボ代表の猪子寿之氏
また、森ビルMORI Building DIGITAL ART MUSEUM企画運営室の杉山央室長は「東京は経済力は強いが、文化の発信力が弱い。