くらし情報『霧のアーティスト・中谷芙二子の個展が水戸芸術館で開催。屋外と屋内に新たな「霧の彫刻」を展示』

2018年10月4日 14:00

霧のアーティスト・中谷芙二子の個展が水戸芸術館で開催。屋外と屋内に新たな「霧の彫刻」を展示

同時代に、同様の精神性を持ち、マスメディアに対抗する個人のためのメディアとして、ビデオによるコミュニケーションを勧める実践の書「ゲリラ・テレビジョン」がビデオ活動家のバイブルとして広がった。「ゲリラ・テレビジョン」を翻訳した中谷と、日本の同時代の作家もこうした考えに触発されてビデオ活動を展開。人々がテレビに釘付けになったマスメディアの時代にカウンターとして取り組んだビデオ作品を紹介する。

80年には、中谷はビデオギャラリー SCANを東京の原宿にオープン。日本最初のビデオギャラリーとして、SCANは、国内外のビデオ作品のショーイング、若手による新作の公募、女性アーティストの紹介、アンダーグラウンドのミュージック・シーンのビデオレポートなどに加え、海外のビデオフェスティバルで日本作品を積極的に紹介。青山スパイラルで3回の「国際ビデオ・テレビ・フェスティバル」を主催するほか、多岐にわたる活動を担ってきた。十数年にわたり、ビデオを通した交流の拠点として、のちの映像文化に影響を与えたビデオギャラリー SCANの活動を辿る。

霧のアーティスト・中谷芙二子の個展が水戸芸術館で開催。屋外と屋内に新たな「霧の彫刻」を展示
《老人の知恵―文化のDNA》1973「コンピュータ・アート’73」展(銀座ソニービル)

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