くらし情報『キム・ジョーンズのディオールはブラックフラッグのレイモンド・ペティボンをクチュール使い【2019-20秋冬メンズ】』

2019年1月28日 10:36

キム・ジョーンズのディオールはブラックフラッグのレイモンド・ペティボンをクチュール使い【2019-20秋冬メンズ】

に乗って登場。ウォーキングしないモデル自体がオブジェという発想は、パリの街に数多ある男性の彫像をイメージしてというストーリーが背景となっている。

キム・ジョーンズのディオールはブラックフラッグのレイモンド・ペティボンをクチュール使い【2019-20秋冬メンズ】
Photo by ADRIAN DIRAND © DIOR

ファーストシーズンのサマー 2019 メンズ コレクションがムッシュ ディオールのアーカイブをモチーフにしたPOPなアプローチだったのに対し、今回はダークでエレガントなコレクション。ディオールを代表する“Tailleur Oblique”の斜めのドレープなどウィメンズのオートクチュールを思わせるアーカイブからの引用はストリートカルチャーとは無縁。手法としてインサイドアウトな表現がコートやジャケットに見られるが、それは「裏も美しく」というムッシュ ディオールの哲学に沿ってのメゾンコードだ。
ファーストルックではペティボンのアニマルモチーがフロント全面にビーズ刺繍が施され登場したが、それもデザイナーとして最初にアニマルモチーフをモデルに着せて歩かせたというムッシュ・ディオールのヘリテージ。ペティボンの描いたレオパードモチーフは花柄のようにも見える。


キム・ジョーンズのディオールはブラックフラッグのレイモンド・ペティボンをクチュール使い【2019-20秋冬メンズ】
© DIOR

アストラカンの風合いを表現したカシミアニット、プリーツとプリントの工程を複雑に幾重にも重ねたTシャツ、ナイロンにエンボスを施したモワレのコートなど、最新技術とサヴォワールフェールの伝統は、メンズのクチュール志向をより鮮明にしている。

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