2020年6月12日 12:30
ファッションブランド「メゾンエウレカ」とアーティストの佐々木亮平が、伊勢丹メンズでコラボ企画展を開催中
この経験が学びにもなったり、広がりにもなったり、いいこともたくさんありますから。作品を通じて仲良くなって、おでん屋さんに行ったりもできるし(笑)。そこからまた佐々木さんのお友達が私のブランドを知っていて、そのお友達とも繋がって。そのお友達ももともと東京にいてファッション業界で働いてらっしゃった方で、共通のお友達がまたそこにもいたりとか。他にもいろいろと繋がりがあるんですけど、すごい不思議なご縁ですよね(笑)。
【佐々木】今回の展示を機に、また新たなご縁ができるかもしれないですね。
【中津】たしかに。出会うべくして出会うっていう感じはしますよね。
タイルモチーフのアイコニックな柄など、二人の“好き”が詰まった展示
――今回の展示ならではの魅力はどのようなところでしょうか。
【佐々木】テーマに掲げたのが「BETTER THAN BEFORE BREAKING」。最初は、僕も由利加さんもお互いにモノに興味があるという部分から入りました。モノって壊れるじゃないですか。例えば陶器なら落とせば割れるし。でも日本には、そういったものを修復する文化で「金継ぎ」って、ありますよね。壊れてしまったモノを捨てるよりも、それを加工することで再構築し、壊れる前よりもさらに愛着が湧いたりとか、そういう感覚が素敵だなと思って。