2014年11月12日 20:00
世界中を狂わせたヒミツの香り「チュベローズ」。禁じられるほど甘い、魅惑のフレグランスを特集
photo by 金子吉輝 (c)FASHION HEADLINE
すべての男性の視線を独り占めにしたい、憧れのあの人を独占したい、素敵な男性からエスコートされてみたい……。一生に一度でいいからモテる女性になってみたいと、密かな願望を抱いたことはありませんか?あなたのまわりに、特別おしゃれに着飾っているわけでも、顔立ちやスタイルが抜群にいいわけでもなく、自然体なのに、なぜかモテる女性っていませんか?もしかしたらそれは、「ある香り」を纏っているからかもしれません。女性が香りの力を借りて男性を誘うことは、古くから知られていて、例えば、エリザベス1世の時代である16世紀、イギリスの国中が香水の虜になり、1770年に議会が通過させた特別法案「香水を使用して男性を結婚の罠に落とすことは無効なり」と警告をし、そのような女性は魔女のレッテルを貼られたとか。その香りの代表格と知られている「チュベローズ」。和名「月下香(げっかこう)」。花香の中でもっともセクシーといわれ、暗くなるほど芳香が強まり、艶やかで濃艶な扇情的な夜の花。イギリス18世紀、ヴィクトリア朝時代の花言葉は、「危険な喜び」、「なまめかしさ」