くらし情報『「ユイマナカザト展」東京シティビューで、“想像・技術・素材が交わる世界”オートクチュールの創作に迫る』

「ユイマナカザト展」東京シティビューで、“想像・技術・素材が交わる世界”オートクチュールの創作に迫る

の実物のルックを、創作にまつわる資料とともに展示する。

《イドメネオ》衣装制作を起点に
会場の前半では、オペラ《イドメネオ》衣装制作から生まれたふたつのコレクション、2024年春夏「UTAKATA」と2024年秋冬「UNVEIL」に着目。《イドメネオ》は、モーツァルトが作曲し、1781年に発表されたオペラだ。時は古代ギリシア。トロイア戦争後のクレタ島を舞台に、神による「赦し」によってクレタが救われる物語を描いている。

中里は、《イドメネオ》の衣装デザインにあたって、物語の舞台となったクレタ島を訪れた。そこで中里は、古代遺跡から出土した甲冑に目を奪われたという。こうして男性服の歴史をたどるなか、戦いのための装いが次第に装飾性を喪失し、機能性と合理性に特化した現在のミリタリーウェアへと繋がってゆくことに、中里は気付くことになった。


“儚き甲冑”、2024年春夏「UTAKATA」
機能性へと展開していった男性服の歴史とは対極にある「儚さ」、つまり「泡沫(うたかた)」に着目した中里は、そこからオペラ《イドメネオ》衣装、そして2024年春夏コレクション「UTAKATA」を手がけてゆくことになる。
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