くらし情報『「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝」が東京国立博物館 表慶館で、初代国王の遺品などが日本初公開』

2018年1月13日 17:15

「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝」が東京国立博物館 表慶館で、初代国王の遺品などが日本初公開

メソポタミア美術の特徴を持つ石像
第2章「文明に出会う道」は、起源前2500年頃からメソポタミア文明とインダス文明をつなぐ海上交易で賑わったアラビア湾(ペルシャ湾)沿岸地域の出土品で構成。メソポタミア美術の特徴が見て取れる石像や、精緻な文様が刻まれた石製容器に注目だ。

古代王の石像や黄金のマスク
続く第3章「香料の道」では、前1000年以降に香料交易で繁栄したオアシス都市の出土物を紹介。文明が発達していくアラビア半島の歴史を伝えるバビロニア王の石碑、交易による富を元に王国を築いたリフヤーン人の巨像などが並ぶ。カルヤト・アルファーウで出土したイエメンから持ち込まれた香炉などの出土品は、ヘレニズム・ローマ時代(前3~後3世紀頃)もアラビア半島が交易の中心拠点であったことを物語る。さらに1~2世紀に交易で富を築いた人々の存在を感じさせる、黄金の「葬送用マスク」や装身具も登場する。

聖地マッカの神殿の扉やクルアーン写本
7世紀前半以降、イスラーム教が各地に広まる。マッカ(メッカ)、マディーナという2大聖地を有するアラビア半島への巡礼をテーマにしたのが第4章「巡礼の道」。
巡礼路とともに発展した新たな交易拠点ラバザの出土品などから、当時のイスラーム教徒たちの新しい文化と信仰を紐解く。

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