くらし情報『横尾忠則の「死後の世界」をテーマとする展覧会が神戸で、ダンテ『神曲』をイメージした写真や赤の絵画』

2018年1月30日 13:40

横尾忠則の「死後の世界」をテーマとする展覧会が神戸で、ダンテ『神曲』をイメージした写真や赤の絵画

横尾忠則の「死後の世界」をテーマとする展覧会が神戸で、ダンテ『神曲』をイメージした写真や赤の絵画

横尾忠則が描く"死後の世界"をテーマにした展覧会「横尾忠則の冥土旅行」が、神戸・横尾忠則現代美術館にて、2018年2月24日(土)から5月6日(日)まで開催される。

横尾忠則がグラフィックデザイナー時代から現在にいたるまで、一貫して関心を持ち続けてきた"死後の世界"。「横尾忠則の冥土旅行」は、"死の側から生を見る"ことで自らの生き方を見つめてきた彼のまなざしを、追体験することができる展覧会だ。

ダンテ『神曲』をイメージしたヌード写真
1970年に雑誌『平凡パンチ』誌上で発表したヌード写真は、横尾の愛読書である西洋文学の傑作・ダンテの『神曲』をイメージした作品。『神曲』は、主人公ダンテが、生きながらにしてあの世へ迷い込み、地獄・煉獄・天国をめぐる物語だ。横尾はこのイメージを、19人の裸の女性たちが森や湖、建設中の山荘、砂利道、和室など富士山麓を舞台に繰り広げる様々な場面に投影し、ユートピア的風景を映し出した。展覧会では、その他にも『神曲』から影響を受けた絵画を展示する。

死と生が共存する「赤」のシリーズ
1996年に端を発する「赤」の絵画シリーズは、横尾が少年時代に見た空襲で染まった真っ赤な夜空を原風景としつつ、輝く星々や蛍の光、生まれ落ちる赤子といった生のモチーフを散りばめ、死と生が表裏一体であることを示唆している。

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