2018年3月27日 19:15
ボディソング 2018-19年秋冬コレクション - 異素材が共存する美しさ
サイドにスリットを入れたデニムジャケットの下部は、マントのようにゆらりと宙を舞った。
ユニークな袖を配して
かたや、テキスタイルの丈が長すぎるデザインも見受けられた。本来クリーンな印象の白ワンピースは、通常の2倍以上の丈をスリーブに配したことで、面白みのあるバランスが生み出されている。
素材への拘りを表現したピース
ブランドの得意とする素材への拘りも散見された。オリジナルで作成したジャカード生地や、防弾チョッキで使用されるキューベンファイバー、着心地に拘ったオーガニックコットンなどは、ピースとなって現れる。
ひと際目を引いたのが、モデルの身体をすっぽりと覆うマントのようなウェア。これは、テントで使用されるナイロン素材からできたもので、分量を多く取ったファブリックは、歩く度に空気を含んで膨らみ、存在感を放っていた。
前後で異なるハイブリッドデザイン
モデルが去った後にも、思わず目で追ってしまうのは、前後で異なる生地を配したハイブリッドデザインだからだろう。
一見シンプルに見えるブラックコートには、明るいブルーのナイロン生地をマントのようにあしらい、ジーンズの後方には、賑やかなプリントをあしらったジャカード生地が顔を出した。