くらし情報『展覧会「カール・ラーション スウェーデンの暮らしを芸術に変えた画家」新宿で、絵画や資料約100点集結』

2018年7月23日 18:25

展覧会「カール・ラーション スウェーデンの暮らしを芸術に変えた画家」新宿で、絵画や資料約100点集結

見る者を魅了する家族のライフスタイルを紐解いていく。

家をセルフ・リノベーションで美しく装飾
“岬の小さな精錬小屋”という意味を示す「リッラ・ヒュットネース」は、都会の喧騒を離れた地に建つ木造住宅。ラーション夫妻は移住すると、理想の空間作りを実施した。暗褐色の内装が流行っていた19世紀後半当時に、17・18世紀のスウェーデン骨董家具や、ダーラナ地方伝統の、赤や緑といった鮮やかな原色で家を装飾。カールのロココ趣味や、装飾芸術運動の先駆けであるウィリアム・モリスの「レッドハウス」からの影響も見て取れる。

家の装飾は、アンティーク家具のペイントや手芸など、簡素な方法でのセルフ・リノベーションによって進められた。食堂のステンドグラスにはカールが夫妻の肖像を描き、アーティスティックな雰囲気を演出する。また、妻のカーリンは、食堂のためにクッションやタペストリをデザイン。
クッションにはヒマワリをあしらい、タペストリには地・水・風・火の四大元素を落とし込んだ。さらに、ベンチの座面カバーには伝統模様を施し、色彩豊かな食堂空間を創出している。幸福な生活を描いた絵画作品
カールの絵からもまた、その幸福な暮らしぶりを読み取れる。

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