2018年11月30日 10:05
映画『ビール・ストリートの恋人たち』ムーンライトのバリー・ジェンキンスが監督&脚本
原作の情報をもとに作られた衣装やメイクは、当時の様々なシーンにおけるファッションを忠実に再現したもの。
例えばデパートの香水売り場で働くティッシュのお仕事スタイルは、本作と同時期を描いた70年代映画『ティファニーで朝食を』のオードリー・ヘップバーンからインスピレーションを得た。普段はカールした髪の毛を1つに纏めたヘアスタイルに、エレガントばドレスを合わせたスタイルは、上品で洗練された印象を与えてくれる。
またティッシュの純真なキャラクター像を思わせる、白のケープを羽織った可愛らしいデートスタイルや、“ハイクラス”に属するティッシュの恋人・ファニーの家族が纏う仕立ての良さそうなジャケットやワンピースなど、衣装からそれぞれのキャラクター像を色濃く反映しているのが伺える。
第76回ゴールデングローブ賞、第91回アカデミー賞3部門にノミネート
第76回ゴールデングローブ賞においては、作品賞(ドラマ部門)、助演女優賞(レジーナ・キング)、脚本賞(バリー・ジェンキンス)の3部門にノミネート。アメリカ現地時間2019年1月6日(日)に開催された受賞式では、恋人の困難に立ち向かうティッシュ役を演じたレジーナ・キングが、助演女優賞を受賞した。