くらし情報『映画『CLIMAX クライマックス』ギャスパー・ノエ最新作、理性をなくした人間の狂った饗宴の結末は』

2019年6月17日 14:50

映画『CLIMAX クライマックス』ギャスパー・ノエ最新作、理性をなくした人間の狂った饗宴の結末は

しかし、そのサングリアにはLSD(ドラッグ)が混入しており、ダンサーたちは、次第に我を忘れトランス状態へと堕ちていく。エクスタシーを感じる者、暴力的になる者、発狂する者…一部の者にとっては楽園だがほとんどの者にとっては地獄の世界と化していくダンスフロア。一体誰が何の目的でサングリアにドラッグを入れたのか?そして、理性をなくした人間たちの狂った饗宴はどんな結末を迎えるのか・・・?

次第に充満する“地獄絵図”
全編を通して長まわし撮影が多用され、ドラッグによって次第に充満していく“地獄絵図”を鮮烈に映し出した。エクスタシーを感じる者、暴力的になる者、発狂する者。リアリティのある映像作品を通して、観る者を“疑似トランス状態”へと送り込む。サイケデリックな97分間の末、観客にどんな映画体験をさせてくれるのか…。

主演はソフィア・ブテラ、他はプロダンサー
主演は、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』『華氏451』のソフィア・ブテラ。ソフィアをのぞいては、各地で見出したプロのダンサーたちで、俳優は登場しない。
演技経験のないプロダンサーによる度胆をぬくパフォーマンスが、トランス状態に陥った人間のリアリティを強調させる。

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