2019年9月24日 23:00
サルヴァトーレ フェラガモ 2020春夏ウィメンズコレクション - 青空の下、気品を増す軽快なリズム
サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月21日(土)にイタリア・ミラノで発表された。
レザーの多様性が生む軽やかな気品
雲一つない快晴のもと発表されたサルヴァトーレ フェラガモのクリエーションは、今季も気品に溢れている。トップを飾ったのはレザーのバルーンスカートと、バックレングズが極端に短い背中が大きくあいたリブニットトップ。コートには、大きくスリットを施すことで、身体に連動する動きをもたらした。
レザーを用いるテクニックは、今季も探究心に溢れていて、スポーティなフード付きアウターから、実用的なオールインワン、そしてクリアソールのサンダルにあわせた靴下までもを上質なレザーで表現している。ランウェイを経て多彩な表情になっていき、それらはレザーであることを忘れさせるくらいの軽やかさをもつ。
レザーとともに提案する春夏らしさは、ストライプのテキスタイルやシースルーの素材から読み取れる。特に後半に登場したジャケットやコートは、背抜きの重なりまでが透けて見えて、それがまるで装飾物かのように振る舞っている。
クロッシェニットのドレスやトップスは、クラフトの温かさとリゾートムードへの高揚を生むワンルックとなった。