2019年9月27日 04:45
ジョルジオ アルマーニ 2020年春夏コレクション - 自然の妖精が導くフェミニンの世界
ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、イタリア・ミラノで発表された。
大地から空へ、羽ばたく妖精のように
失恋の末、声のみを残して消え、木霊となってしまった森の妖精エコー。“女性らしさとは何か”を例えにしたこのギリシャ神話とともに、今季のジョルジオアルマーニは「フェミニティ」を様々な自然界の要素を用いて表現した。
大地のカラーでマニッシュ×フェミニンな序盤
ランウェイの序盤には大地の色をメインに、ブラウンやグレーなどアースカラーのルックが揃った。自然の動きにも着目しており、パンツには、ジッパーを走らせることで、波打つ水面のような予想できない動きをもたらしている。さらに、2019年5月に日本を訪れたアルマーニが、和の文化に魅せられたことから、ジャケットに着物の帯のようなデザインも見て取れる。
深い青は、雄大な大地と海の世界を表現するために欠かせないカラー。洗練された印象とともに、より広い世界をみせてくれる。
ベルベッドのジャケットやシルクのワイドパンツなど、上品な光沢をもつこれら表現はきっと、次に続く壮大なフェミニンな世界への序章だ。