2019年9月28日 07:15
サンローラン 2020年春夏ウィメンズコレクション - 眩いばかりの煌めきを湛えて
サンローラン(Saint Laurent)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月24日(火)に、フランス・パリにて発表された。
空模様までも味方に
サンローランがコレクション発表のために屋外ステージを用意した場所は、今季もエッフェル塔を望むトロカデロ庭園。パリの空はあいにくの雨模様にも関わらず、今シーズンも待っていましたとばかりに、パリ市民がショーを一目見ようと集まっている。
ファッションショーを目前に雨風がより一層勢いを増していたが、開始のアナウンスが流れる頃には、サンローランが魔法をかけたかのように、雨がぴたりと止んでいた。直前までどしゃぶりだったことを教えてくれる水の溜まったランウェイや会場に立ち込める霧さえもが、ショー演出の一部であるかのようだ。
ショーは、ステージ上に設置された無数の回転式のスポットライトが光の柱を生み出し、重低音が鳴り響くとともにスタート。モデルたちはこの光線が作り出した幻想的なアーチの下をくぐって、キャットウォークを闊歩していく。
マニッシュなジャケット&パンツスタイル
ショー序盤は、ダブルブレストのノーカラージャケットにシャツやパンツを組み合わせたルックなどがメインで、ややマニッシュな印象。