2019年10月24日 11:00
エルメス“スペシャルオーダー”のオブジェが集う展覧会「夢のかたち」六本木で、バッグから帆船まで
「どんなところへ行ってみたいですか?」「親友をどんなふうに驚かせたいですか?」といった14の質問が記載されたクエスチョンシート。会場入り口の壁面にも同様の質問が記されており、鑑賞者は自分が抱く“夢”のイメージを膨らませながら、展覧会の世界観に入り込んでいくことができる。
続いて、絵を描くことによって自分の“夢”を具現化することができるディスプレイが登場。設置された電子パネルの上に自分の“夢”を描いた専用用紙をのせてスキャンすると、壁に設置されたスクリーンに自分の“夢”が現れて、展示の一部になるという仕組みだ。
バッグから自動車、帆船まで
次に現れるのがスペシャルオーダーされたバッグ類。鼓を収めたいという人のために作られた「Tuzumi bag」や、旅をする時にも33回転LP盤を肌身離さず持ち運びたいという人のための「Vinyl bag」などが並ぶ。通常持ち歩くことの少ない鼓やレコードといったアイテムをも優美に収納してしまうレザーバッグは、エルメスが秘める卓越した技術や大胆な発想力を教えてくれる。フランスのモルビアン湾に浮かべるための半透明のカヌー、エルメスのスカーフ柄《サバンナのダンス》を配したサーフボード、名古屋のブティックスタッフからのアイデアで実現した釣り道具一式などバッグ以外のオブジェも続々登場。