2019年11月17日 17:10
「モードとアートの香水瓶―ポワレ、スキャパレッリ、ディオール」ポーラ美術館にて、香水瓶約80点を紹介
を創設したことに始まった。会場では、そうした香水の芽吹きと歴史を取り上げ、繊細なデザインで目に見えない“香り”の世界を幻想的に表現したラリックの香水瓶などを展示。さらに、老舗メゾンのゲラン(GUERLAIN)などの香水瓶を通して、香水が多くのひとびとへと広まった軌跡をたどる。
シュルレアリスムとモード
理性では捉えきれない世界を表現しようとするシュルレアリスムは1920年代に起こったのち、モードの世界へも影響を及ぼした。本展では、シュルレアリスムの芸術を自らの作風へと取り込んだファッションデザイナー、エルザ・スキャパレッリにも光をあて、奇想的なデザインの香水瓶などを展示する。
そして現代へ
第二次世界大戦以後、一時は勢いを失ったパリ・モードに息吹を注いだのがクリスチャン・ディオールであった。展覧会の最後は、そうしたディオールの華やかな香水瓶とともに、発表時と変わらぬ姿で愛され続ける香水瓶を紹介する。
詳細
「モードとアートの香水瓶―ポワレ、スキャパレッリ、ディオール」
会期:2019年12月15日(日)〜2020年4月5日(日) ※会期中無休
開館時間:9:00〜17:00 (最終入館は16:30)