2019年12月9日 17:35
展覧会「ミュシャと日本、日本とオルリク めぐるジャポニスム」静岡で、東西の芸術交流を探る
19世紀末ヨーロッパのジャポニスムの思潮の中で日本に憧れ、来日して日本画の筆法や浮世絵の木版技法を学んだ。さらに、印刷所で当時日本では誰も試みなかった石版画を制作。日本の風景や人々を描いた作品は日本の若い画家たちを魅了し、芸術作品として版画を制作するという新たな考え方を後押しした。
会場には、オルリクが滞日中および帰国後に制作した版画や、オルリクに触発されて石版画を始めた織田一磨の〈東京風景〉〈大阪風景〉連作などが展示される。
ジャポニスムの影響を受けた画家たち
さらに、これまで日本で紹介される機会の少なかった画家のポスターや装幀、版画作品なども集結。20世紀前半のチェコを代表するグラフィックデザイナーのヴォイチェフ・プライシクや、ジャポニスムの影響のもと制作を始め、日本にも立ち寄ったことのあるチェコの代表的版画家タヴィーク・フランチシェク・シモン、オルリクの影響によって多色木版画を制作するようになったヴァルター・クレム、カール・ティーマンといった作家を紹介する。【詳細】
ミュシャと日本、日本とオルリクめぐるジャポニスム
会期:2020年4月11日(土)~5月24日(日)
※会期中展示替えあり。