くらし情報『ホラー映画『ラ・ヨローナ ~彷徨う女~』現代に蘇る中南米の“恐怖の伝説”』

2020年6月21日 16:30

ホラー映画『ラ・ヨローナ ~彷徨う女~』現代に蘇る中南米の“恐怖の伝説”

ホラー映画『ラ・ヨローナ ~彷徨う女~』現代に蘇る中南米の“恐怖の伝説”

映画『ラ・ヨローナ ~彷徨う女~』が、2020年7月10日(金)より全国順次ロードショー。

恐怖の伝説を現代に蘇らせたホラーストーリー
中南米に伝わる「ラ・ヨローナ伝説」。二人の子どもと共に夫に捨てられた女は、子どもを溺死させて自らも自殺。女の悲しみは死後も魂となって彷徨い続け、その嘆きの声は人々を怖がらせるという。

本作は、古くから伝わる“怪奇伝説”を、現代の恐怖の物語として蘇らせたホラーストーリーだ。物語のベースは、1960年からの36年間で25万人の死者を出したグアテマラの内戦。実際にあった血塗られた歴史に、恐怖と哀しみに包まれた伝説をかけ合わせ、恐ろしくも美しい映像で映し出す。

監督は『火の山マリア』のハイロ・ブスタマンテ
メガホンをとるのは、グアテマラ出身のハイロ・ブスタマンテ。
グアテマラ史上初のアカデミー賞外国語映画賞へのエントリーを果たした『火の山マリア』に続き、今回も自身のルーツであるグアテマラを題材に選んでいる。

あらすじ
「泣いたら、殺す」という言葉と共に、母親と子どもたちは兵士に殺害された。大勢の犠牲者を出したグアテマラの軍事政権による大虐殺から30年が経ち、当時将軍だったエンリケは虐殺を指揮した容疑で裁判にかけられるが、証拠不十分として無罪となる。

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