2020年8月28日 14:10
琵琶湖博物館がリニューアルオープン、400万年前の“琵琶湖と生き物”の変化を辿る新展示室など
大きく変化し続けてきた琵琶湖と生き物のストーリー、琵琶湖の自然の魅力を紹介する。
半骨半身のゾウを世界初展示
「A展示室」でひときわ存在感を放つのが、400万年前の湖周辺にいたゾウに近い種とされる、高さ4mのツダンスキーゾウ。全身骨格化石の複製の左半身に生態を復元した、世界初となる半骨半身の展示となる。
この半骨半身のゾウは、生態を復元した正面からも、骨格化石の複製側である後ろからも観察することができ、さらにお腹の下にもぐることもできる。骨格標本を見るだけではわからないゾウの姿をよりリアルに想像することができる。
古琵琶湖にいたワニの復元
古琵琶湖の地層から発見された2種類のワニの化石から復元した、古琵琶湖にいた種に近いクロコダイル科のワニも展示。また、約400万年前に三重県にあった湖が、 徐々に移動し、約43万年前に現在の琵琶湖の位置になったという経緯を認識できる6種の種類の木製の地形模型も「A展示室」で観覧できる。人と自然の向き合い方、環境史を紹介するB展示室
ペットボトル1300本からできた、全長7.5mとなる龍がナビゲートするもう1つの展示室「B展示室」では、「森」「水辺」「湖」「里」を舞台に、人は自然とどのように向き合ってきたのかを紹介。