くらし情報『「生誕120年 円谷英二展」東京・国立映画アーカイブで、『ゴジラ』など“特撮の父”の生涯を辿る』

2021年7月16日 18:10

「生誕120年 円谷英二展」東京・国立映画アーカイブで、『ゴジラ』など“特撮の父”の生涯を辿る

さらに、イギリスの英国映画協会(BFI)で新たに見つかった1935年の円谷英二撮影作品『かぐや姫』の一部映像も、展示室内のモニターにて観ることができる。

特撮映画・怪獣映画のジャンルを確立
また、アメリカ映画『キング・コング』に衝撃を受けた円谷は、現在の東宝の前身会社のひとつであるJ.O.スタヂオへ入社し、合成技術やスクリーン・プロセスといった撮影技術を深化。その努力が1937年の日独合作『新しき土』をきっかけに注目され、戦時下の『ハワイ・マレー沖海戦』によって特撮の意義を日本映画界に決定的に印象づけた。

終戦を経て特撮技術はすでに必要不可欠となっており、1954年の『ゴジラ』第一作によって日本映画界において特撮映画・怪獣映画という新たなジャンルを確立する。会場では、国立映画アーカイブ所蔵の特撮映画・怪獣映画ポスターの中から、8枚組の『モスラ』(1961年)、3枚組の『世界大戦争』(1961年)、『キングコング対ゴジラ』(1962年)など、公開当時のポスターの数々を展示する。尚、展覧会開催にあたり、円谷英二の生まれ故郷である福島県須賀川市の須賀川特撮アーカイブセンターからも資料を出品。

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