2021年11月28日 12:20
「楳図かずお大美術展」東京シティビューで開催、『漂流教室』など代表作&27年ぶり101点構成の新作
27年ぶりの新作『ZOKUSHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』初公開
最大の目玉は、楳図かずおが制作に4年の期間を費やした、27年ぶりの新作『ZOKUSHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』の初公開。1990年代の作品『14歳』以来、楳図かずおにとって27年ぶりの新作だ。
『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』は、1980年代に描かれた『わたしは真悟』の続編であり、同時に時空を超えたそのパラレル・ビジョン(並行世界)でもある。
生き生きとした筆触や、吸い込まれるような色彩で表現されたアクリル絵画による101点の連作で、今回は“マンガ”のようなコマ割りはなく、1枚1枚が独立して鑑賞できる構成となっている。
思わず引き込まれてしまうようなストーリー展開と、鬼気迫る絵画表現、緻密に描き込まれた細部の表現は、1枚1枚立ち止まってじっくりと鑑賞したくなるような圧巻の仕上がり。壮大な物語を全て鑑賞し終えた後の、充実した感覚をぜひ味わってほしい。現代アーティストによる楳図作品がテーマのインスタレーション
また、3組の現代アート界の気鋭たちが、楳図作品をテーマにインスタレーションを展示。