2022年5月27日 14:05
ペルー映画『アンデス、ふたりぼっち』オスカル・カタコラの監督初長編、アンデス山脈に暮らす老夫婦の物語
小津安二郎や黒澤明などが手がけた日本映画から大きな影響を受けたという。『アンデス、ふたりぼっち』では、アイマラの文化・風習を通して、皆が存在を知りながらも目を背けていた現実を、悠大なアンデスの自然とともに痛烈に描いた。
ペルーの首都・リマ以外の地域で制作され、地域固有の文化や習慣を織り込んだ地域映画「シネ・レヒオナル」の旗手として今後の活躍を期待されていたオスカル・カタコラだったが、2021年11月、2作目の撮影中に34歳にしてこの世を去り、『アンデス、ふたりぼっち』が監督初長編作品にして遺作となった。
尚、ウィルカ役を演じているのは監督、オスカル・カタコラの実の祖父、ビセンテ・カタコラ。パクシ役は映画を観たことのない素人であった、ローサ・ニーナが演じている。
【詳細】
映画『アンデス、ふたりぼっち』
公開日:2022年7月30日(土) 新宿 K’s cinema ほか全国順次公開
監督:オスカル・カタコラ
脚本:オスカル・カタコラ
撮影:オスカル・カタコラ
編集:イレーネ・カヒアス
出演:ローサ・ニーナ、ビセンテ・カタコラ
ペルー/2017年/アイマラ語/86分/原題:WIÑAYPACHA 英題:ETERNITY
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