2022年7月6日 11:00
メゾン ミハラヤスヒロ 2023年春夏コレクション - 表層とその幻影
MA-1は、スリーブの外側に大きくスリットを入れることで、ほとんどベストとでもいうべき姿に。また、デニムジャケットにカーディガンを、無地シャツにチェック柄を、あるいはMA-1にMA-1を重ねるなど、レイヤリングのデザインを多用した。
上にふれたように、ウェアの基調となっているのはワークやミリタリーのテイストだ。デニムアイテムに見られるように、それらは多くの場合、オーバーサイズでくたっと着慣れた質感、エイジングやダメージの加工を施し、日焼けや糸のほつれを再現するなど、ユーズド感あふれる見た目で仕上げられている。これもまた、一種のトロンプ・ルイユだといえる。
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