くらし情報『兵庫県立美術館のコレクション展、「具体」創設者・吉原治良を特集&“くり返し”などに着目した新収蔵品展示』

2022年7月4日 18:00

兵庫県立美術館のコレクション展、「具体」創設者・吉原治良を特集&“くり返し”などに着目した新収蔵品展示

では、作品に映しだされた作者の姿や経験などに焦点を合わせ、郭徳俊《カーターと郭》や青木千絵《BODY 10-1》などを読み解く一方、「リフレッシュ」では、柳瀬安里や棚田康司をはじめ、これまで兵庫県立美術館が所蔵していなかった兵庫ゆかりの作家や若手作家などの作品を紹介する。

「具体」創設者・吉原治良の創作に迫る
2020年度に兵庫県立美術館は、前衛美術グループ「具体美術協会」の創設者・吉原治良の素描を中心に、多数の作品と資料の寄贈を受けた。特集2「没後50年吉原治良の小宇宙(ミクロコスモス)」では、これらの新収蔵作品に加えて、《牧歌》や《作品(二の字)》など従来のコレクション作品も展示し、吉原の創作活動を探ってゆく。

手で触れて鑑賞する展示──ブールデルの彫刻を中心に
兵庫県立美術館では、前身である兵庫県立近代美術館時代から、作品を手で触れて鑑賞できる展覧会「美術の中のかたち─手で見る造形」を継続的に開催してきた。今回は、同館の彫刻収集第1号であるエミール゠アントワーヌ・ブールデル《風の中のベートーヴェン》が返却されることにあわせて、ブールデルによる彫刻作品を特集。ブールデルがどのように身体を把握していたのかに光をあてるとともに、ほかのフランス近代彫刻作品との比較も行う。

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